肩こりの範囲(肩甲骨~頚部)と原因…紀の川市整体
肩こりの範囲(肩甲骨~頚部)と原因
肩のこりを感じる場所として、首と肩関節の間の首寄り、指でグーッと押すと気持ちいいところ、ツボで言うと、肩井(けんせい)と言うところですが、ここが凝ったという方が多いようです。
肩井を指などで押して痛気持ちいいのは当たり前で、コリを感じていなくても揉みほぐして痛気持ちいい箇所です。
この気持ちよさは、たとえば、肘の骨の外側の膨らみ(上腕骨外側上顆)から手の方に少し行った辺り(手三里と言うツボ辺り)を押しても唸るような痛気持ちよさがあります。
いくら気持ちよくても、腕にコリ感は感じていません。
つまり、肩井の筋緊張自体が肩こりの根本的な原因ではなく、その他に原因があることがとても多いのです。(肩井に主な原因がある可能性もありますが)
概ね頚部の変形や筋緊張が、かたこりに対して影響を及ぼしていることが多く、頚部の変形を表す言葉としてストレートネックなどは最近言われるようになりました。
また、肩甲骨周囲に肩こりの原因があることも多く、この部分の変形としては猫背などの言葉が当てはまるものと思います。
この際は、腕の重さを肩に感じていることも多いようです。
色んな治療院があり、いろんな治療方法があり、それぞれに良いとこがあるとは思いますが、コリを自覚している肩井部分ばかりを治療するところは、さすがにお勧めしません。(鍼灸でも「痛いところ鍼」と言って、痛い箇所だけに鍼をして、改善をはかるものは一般的に下手とされています 笑)
当院でも、痛いところの近い周囲に主な原因があると判断することは多いですが、周囲の広範囲に細かな原因や悪い影響がある可能性が高いと考えていますので、広い視野で施術を行うように心がけています。