膝痛(変形性膝関節症)とは
●関節の老化現象や使いすぎなどで、関節の表面がすりへって痛みや運動障害をおこす病気。
●初期には、座った姿勢から立ち上がったときや、歩き始めようとしたときに痛む(歩行を始めると消える)。
●中期には、階段を下りるときの痛みが増加、膝がはれ、水がたまる関節水腫など。
●末期には、膝の曲げ伸ばしの制限、運動中の異音(ゴリゴリなど)、O脚やX脚といった変形、歩行が困難など。
膝痛(変形性膝関節症)の原因
●一次性変形性関節症
…老化現象(中年以後、更年期に多発するもの。畳の上の生活様式が原因とも言われる)。
…関節軟骨(膝のクッションとなるやわらかい骨)のすり減り。
…磨り減った骨の周辺に骨棘(こつきょく・不要な骨)が形成され可動域低下と痛みを発生する。
(※一次性とは原因がよくわからない…つまり、加齢や肥満などが原因だろうといった感じのことです)
●二次性変形性関節症
…青年期にも発症。化膿性関節炎、骨折などの後の無理な運動。
…無理な運動で変形した骨の周辺に、骨棘(こつきょく・不要な骨)が形成され可動域低下と痛みを慢性化する。
(※二次性とは病気や怪我などで骨の損傷があって、そのせいで関節の痛みや変形が起こり、悪化したもの)
軟骨がすり減ったり、骨棘ができる要因として、やはり、関節自体に歪みがあるのです。
膝関節のゆがみの発生原因として、大まかにいうと姿勢と筋力低下があります。
例えば、骨盤の後傾があります
骨盤の後傾は姿勢と筋力の低下が主な原因です。
骨盤の後傾で、大腿骨の位置が変わり、そのせいで、膝関節が不自然になってしまい、負担がかかっています。
また、もっと細かな悪影響が膝関節に及んでいます。
膝痛(変形性膝関節症)を自分で治す
膝関節のゆがみの方向はなかなかわかりにくいでしょう。
ですので、姿勢の矯正と筋力アップが自分でできる改善方法になります。
一概に姿勢の矯正と言っても正しい姿勢を理解しなければなりません。
また、筋力アップにもポイントがあります
骨盤を少しゴロンと前へ転がすイメージ…難しいでしょうか。
骨盤の位置が改善されると、股関節の位置が改善され、膝への負担も軽減されるのです。
(ちなみに胸を張った姿勢では骨盤は起きません)
膝に対して筋力をつけようとすると、どうしても大腿四頭筋を鍛えるイメージがあります。
ダメですよ!!
…多分…
余程鍛えないと効果はないと思います。
膝関節のゆがみに大腿四頭筋はあまり関係しているとは思えません。
鍛えるなら、骨盤周り、内転筋群や臀筋あたり。
しっかり骨盤を起こすことです。
整体で膝痛(変形性膝関節症)を改善
(つじ自然整術院の無痛の整体)
膝の痛みを取るにはやはり、膝関節への直接的な施術は欠かせません。
勿論、骨盤、股関節へのアプローチや、姿勢全体の改善も図らなければなりません。
当院の整体施術では、優しく、自律神経を整える施術でありながら、直接的な関節に対する施術と、骨盤をはじめとする姿勢全体にアプローチすることは基本ですので、お任せください。
膝痛(変形性膝関節症)についてもう一言
一度変形したものはなかなか元に戻らないので、当面は痛みを取ると言うことを目標とします。
痛みはとれても、膝以外の部位がそのままでは、膝への負担の状態はあまり変わらないので、また再発する可能性は大きくなります。
ですので、いつの間にか治ることを待つことなく当院での施術で、全体の改善を行いましょう。
それ以前に、できれば、違和感程度での早めの施術をしていただければよいのですが…。
また、当院に来られるならば、痛みが取れた後もある程度、施術を受けることで、少しでも膝の形を改善し、痛みが再発しない状態を目指せるのです。