O脚(膝の内反)
下肢が膝のところで離れている状態。膝の間に2本の指が入るほどのすき間が目安
細かい定義はなく膝の状態だけの判断で『O脚』と診断されます。
ちなみに、膝がくっついて、足首のところで開く状態をX脚=膝の外反と言います。
O脚の原因
一般的には、
●先天的な骨の病気の影響である。
●くる病がかかわっている。
●骨折が影響している。
●幼少期に膝に過度な負荷がかかっていたかもしれない。
●乳児期に立位の強要があった影響かもしれない
などのことが言われているようです。
膝関節の変形が顕著ならば概ねその通りだと思います。
ただし、私は上記の原因に加えて股関節、骨盤の影響も考えています。
どういうことかというと、股関節の位置関係のせいで膝頭が外向きの位置にある状態になり0脚の悪化を招いている可能性があるということです。
O脚を自分で治す
骨の変形がありますので、その変形を治すには、変形部分を矯正することが必要になります。 。
ですので、変形を正しく判断し、その変形に対した正しい矯正を行うというなかなか高度なことを求められますので、そういった直接的なことはできないですし、やらないほうがご自身のためでしょう。
私がおすすめする方法は、膝関節を治すことはまず置いといて、股関節の位置を良い状態に整えて、膝頭が、外向きにならないような生活動作や姿勢の癖をつけることに視点を置くことです。そうして0脚の改善をはかるものです。
まずは正しい姿勢を理解することです。
正しい姿勢とは…簡単に言うと、骨盤を後傾させない姿勢です。
骨盤を少しゴロンと前へ転がすイメージ…難しいでしょうか。
そうすることで、股関節の位置も無理なく改善され、膝の位置関係も改善されていきます。
自分で治す…から逸れてしまいますが、当院の整体で整え改善しつつ、上記の改善ポイントを押さえていただいたら、より確実にO脚の改善がはかれるということになります。
骨盤を起こすということは言うのは簡単ですが、なかなか癖づけるのは難しいので、当院の整体はそのきっかけとして有効です。
また、筋トレや姿勢を正すことが日常的に続けることが難しいならば、定期的に当院を含め信頼できる整体院などに通うことである程度補完できます。
整体でO脚を改善(紀の川市のつじ自然整術院)
●膝、腰周囲の筋肉の緊張を軽減します。
●緊張を取ることによって膝関節や骨盤を動かすことができるようになります。
●痛みがあれば、膝関節を直接動かし(ほんの少ししか動きませんが…)痛みの直接の原因を軽減しします。
●そのさらに周囲のふくらはぎ、足首、骨盤、股関節、さらには脊柱、首に至るまでO脚への悪影響を及ぼすと考えられる全ての箇所を調整します。
●自律神経を整え、自分の力で改善する方向に導きます。
※痛みがあればその痛みはO脚の程度に関係なく、痛みの程度『期間』や、ご自身の『治る力』の強さに影響されます。
言い換えれば、変形が強くても痛みは早めにとれることがあるということです。
O脚についてもう一言
お医者さんにかかっているとして、または、かかろうとしていて、O脚に対して、足の下に敷くインソールを勧められることがあると思います。
それ、ご自身で慎重に判断してください!!
そのインソールでO脚が改善される理由を納得の上で使用してください。
ちなみに、私はインソールで膝の状態が治る気がしません。ただし、痛みはとれる可能性はあると思います。逆に、膝の状態を悪化させることも十分にあると考えています。
私のお勧めは、当院での施術で痛みを軽減し、同時に姿勢などに気を付けて、改善の後には月に一回でも整体でメンテナンスすることです。